こんにちは!わらび訪問介護です🙌
今回は前回の続きで口腔ケアについてお話しようと思います🦷
まず口腔ケアのポイントですが
①短時間で終わらせる
高齢者は口腔内が乾燥していることが多く、違和感を感じやすくなっています。
また、他人に歯を磨いてもらう行為が不快に思う方もいてます。
無理強いせず、短時間でおわらせ、リラックスした状態でできるよう心がけましょう。
②口腔内の状態を確認する
口腔ケアをしながら口腔内の状態確認をすることも大切です。
歯の噛み合わせや、口臭、歯茎や舌の色の確認などをしておくと
なにか異常があった時の早期発見につながります。
③できることは自分でしてもらう
高齢者の自立を促すために、最小限のサポートを心がけましょう。
歯磨きは手指を動かすリハビリにもなります。
では、口腔ケアの方法の説明をさせていただきますね😄
・歯の磨き方
歯ブラシは鉛筆持ちをして、歯茎に当たっても痛くない力で磨きましょう。
細かく動かしながら、1本1本丁寧に磨きます。
歯の奥や溝、歯間は汚れが溜まりやすいので、念入りに磨きます。
・口腔清拭
口腔清拭は、体を起こすことができない人や
口の中に水をふくめない人に行うことです。
①ブラシやスポンジ、指にガーゼやウエットティッシュを巻き、
口腔内の汚れを拭き取ります。
②上の歯と頬の間を奥から手前に向かって拭きます。
奥まで指を入れ過ぎると痛みを感じるので注意しましょう
③次に上あごも同じように奥から手前に拭き取ります。
④下の歯と頬の間も同様に拭き取ります。
注意事項
指を入れ過ぎると嘔吐反射を起こす場合があります。
奥に入れ過ぎないように注意してください。
また、乾燥が強い場合はいきなり清拭すると粘膜を傷つけて出血する可能性があります。
乾燥してる場合は最初に保湿ジェルなどで口腔内を湿潤させてからおこないます。
次に入れ歯についてお話させていただきます🦷
まず、入れ歯の種類ですが、総入れ歯と部分入れ歯があります。
総入れ歯は、全ての歯を失った方が使用する入れ歯のことです。
部分入れ歯は、歯の一部を失った方が使用する入れ歯です。
入れ歯を使用するメリットは
・よく噛める様になり、食事を楽しむことができる
・噛むことで唾液の分泌を促し、感染症予防につながる。
・発音がしっかりし、会話を楽しめる。
などQOL維持、向上につながります。
入れ歯のお手入れ方法は
①入れ歯を落として壊さないよう、洗面台に水を張った容器を置きます。
②入れ歯専用ブラシを使い、流水下でやさしく磨きます。
歯磨き粉を使いたい場合は、研磨剤入りの歯磨き粉ではなく、
入れ歯専用のものを使うようにしましょう。
③汚れがつきやすい部分は念入りに磨きます。
④取り外した入れ歯は、水や入れ歯洗浄剤が入った専用容器で保管します。
⑤入れ歯を取り外したら、粘膜や歯のケアを行いましょう。
総入れ歯の場合は、入れ歯を外して「ブクブクうがい」を行い、
専用ブラシやスポンジブラシで歯ぐきと粘膜部分を清掃します。
また、舌ブラシで舌の汚れも取り除きます。
部分入れ歯の場合は、残っている歯を磨きます。
加齢とともに噛む力や飲み込む力が衰えるのは自然なことですが、
歯や口腔環境は、正しいケアでいつまでも健康に保つことができます。
口の中が清潔に保たれ、口腔機能が回復すると、
食べる楽しみや正常な味覚が戻り、体だけでなく心の健康にもつながります。
高齢者の生活の質を向上させいつまでも元気に自分らしく生活してもらいたいですね😊
それではまた👋
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